柴田元幸 朗読会
読書の秋ですね。スタッフの カヤです^^
この週末は、翻訳家の柴田元幸さんの朗読会に出かけました。
柴田さんといえば、東大の米文学の教授(今年退官されたそうです。)というよりは
村上春樹さんとのつながりでご存知の方のほうが多いかもしれません。
今回は、最新刊の「木に持ちあげられた家 (Switch library) 」や
責任編集されている雑誌「MONKEY Vol.4 ◆ ジャック・ロンドン 新たに」などから、
ご自分の翻訳した作品を朗読してくださいました。
ジャック・ロンドンといえば、米文学史に登場する著名な作家で、
代表作は「野生の呼び声」というくらいの認識しかなかったのですが、
いわゆるセレブリティが登場する前の時代、
彼はマーク・トウェインなどと並んで人気の小説家だったそう。
(たしかになかなかのイケメンです。笑)
今の芸能人や皇族のように、彼の一挙一動は、
新聞にイラスト付きで報道されていたのだそうです。
ときは日露戦争のころ。ジャック・ロンドンは取材で日本にも訪れており、
そのとき撮影した写真が掲載されている当時の新聞なども
スライドで紹介してくれました。
米国の作家の系譜として、あまり文化的な出自でない人がおり、
彼もそのようなタイプ。アウトドア系だったり、ジャーナリスティックだったり、
行動派な物書きといった種類の、ある意味、米国的な作家たちのひとりです。
時折はげしい雨が打ちつける窓の外を気にしたりしながら、
日の暮れかけた昭和な古びたビルの一角で行われた朗読会。
学生時代の米文学史の講義を懐かしく思い出しながら、
久しぶりに”なにか米国的なモノ”を読み返してみようかなと思ったのでした。
木に持ちあげられた家 (Switch library)
荒野の呼び声 (岩波文庫)
今年の十二支『酉』にちなんだ英語表現
鳥(bird)bird-brain「あほ、能なし」
If you believe everything on social media, you have a bird brain.
「ソーシャルメディアで見たことのすべてを信じているのなら、キミはおつむが足りないね」
birdcage「鳥かご、留置所、鳥かごのような小さい場所」
I live in a birdcage.「私は鳥かごのような小さい家に住んでいるの」
free as a bird「鳥のように自由で」
I work 9:00-17:00 tomorrow but after that I'm free as a bird!
「明日は9時5時仕事が入っているけど、そのあとはなにも入っていないよ」
A little bird told me.「風のたよりに聞いた」
ニワトリ(chicken)
count your chicken before they hatch「捕らぬ狸の皮算用をする」
フクロウ(owl)
night owl「夜更かしする人」
ガン、ガチョウ(goose)
goose bumps「鳥肌」
This song always gives me goosebumps!
「この歌は聞くたび鳥肌が立ちます」
子ガモ、アヒルの子(duckling)
ugly ducklings「成長して美しくなる人」
She used to be an ugly duckling as a teenager but then she became prettier and turned into a model.
「彼女は10代の頃、あまりかわいくありませんでしたが、成長につれかわいくなり、ついにはモデルになりました。」
カモ、アヒル(duck)
lame duck「役に立たなくなった人」
I am NOT a lame-duck president.
「私はまだお役御免になった大統領ではない」